はじまりは、キッチンから。

双子で生まれた息子たちのアトピー肌に悩むある一人の母親がいました。彼らの敏感な肌が反応したのは、当時使用していた洗濯洗剤。まだ「かゆい」という言葉さえ知らないのに、肌を掻きむしりながら泣く息子たちの、なんと不憫なこと。

藁にもすがるような思いで試行錯誤していた彼女は、ある日、昔ながらの洗浄剤「重曹」のことを思い出したのです。とにかく、試してみるしかありませんでした。専業主婦として暮らしてきた彼女が、わが子を守りたい一心で試みた、手づくりの洗濯洗剤。

昼も夜もない子育ての合間をぬっては、キッチンで洗剤の試作を重ね、実際に衣服を洗濯してみては、息子たちの肌で反応を確かめていったのです。その手探りの末に、ようやく完成したわが子の肌がかゆくならない洗濯洗剤。

きわめてシンプルな原料だけでつくられたこの洗剤は、やがて、同じような子の悩みをもつ母親たちにも口伝えに愛用されるようになっていきました。それが、『フリーマム』のはじまり。この洗剤をつくった一人の母親とは、私たちの創業者です。

「わが子を想う母親が、その悩みから解き放たれるように」 創業者自身の経験をもって『フリーマム(freemom)』と名づけられたブランドは、 2000年、小規模ながら、その確かな一歩を踏みだしました。

「低刺激」を、あたりまえに。

肌は、すべてが外の世界にさらされた無防備な器官です。特に、敏感な肌をもつ子どもたちにとって、現代の日常生活は、思いがけない刺激に満ちています。対処法がなかなか見つからないわが子の肌荒れに、心を痛めている親御さんは少なくありません。

まず何よりも「低刺激」を
最優先に。

私たちがつくり続けているのは、肌の弱い子どもにも安心して使ってもらえる製品です。原料は、より低刺激の成分を探るため、「天然成分だから良い」、あるいは「化学成分だから悪い」という考えかたはしません。どのような成分も、第一に肌への刺激性を検証し、可能な限り低刺激の成分を吟味したうえで、品質にもご満足いただける製品開発を目指しています。

私たちの歩みは、
まだ始まったばかりです。

創業当初よりご愛用いただいてきた日用品だけにとどまらず、さらに衣・食・住、身のまわりのすべてにおいて、子どもにやさしい低刺激の製品をお届けしていきたい。これからも、その親御さんとともに悩み、本当に必要とされるものを考え、かたちにしていくこと。そのためのいかなる努力も私たちは惜しみません。

子どもたちの肌にふれる世界が、
どの一瞬も、
やさしい世界でありますように。

わが子を想うお父さんやお母さんが、お子さんの肌の悩みから解き放たれ、親子の日々を、おだやかに過ごせますように。それが、『フリーマム』の目指す未来であり、いつまでも「一人の母親」として子どものための製品づくりに向き合いつづけた創業者の心を受け継ぐ、私たちの使命です。